まずは、自分を好きになりたい。

幸せになりたいみやーんの自問自答の日々。何かあなたの「きっかけ」になれば。

自分はいつから人が怖くなったのだろう?

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 今の自分にとって一番辛い事って何か、といえば、10代の頃から変わらず「人が怖い」という事で間違いない。

怖いからうまく喋れない。怖いからみんなに溶け込めない。怖いから相手の顔が見れない。相手に見られている視線が怖い。自分が相手に対して抱いている恐怖は相手にも伝わる。そしていつも言われる。「みやーん君て、怖いよね」。

いつも人を怖がっていた僕は、この言葉を言われる事が何より怖くなった。そしてますます人が怖くなって、その恐怖は相手にも伝わった。底のない対人恐怖の無間地獄。前は怖いと感じなかった人でも、次々と新たな恐怖の対象になった。「あの人に対してもうまく話せなくなってしまったらどうしよう」と意識したらもうダメだった。二十歳になる頃には、家族に対しても自然に話す事はできなくなっていた。

そして、二十代前半は、暗黒期だったと今でも思う。ごまかしごまかし凌いでいた気力もついに尽き、僕は鬱になった。ベッドからなかなか起き上がる事もできず、自分の過去と将来の全てを悲観し、死ぬ事を考えていた。

でも、今思い返せば、あの頃は鬱というある意味わかりやすい状態になったから「暗黒期だった」なんて感じるけれど、その前からとっくに僕は病んでいた。明確に対人恐怖のパニック発作を起こすようになったタイミングは覚えている。中学2年の頃だ。

中学2年というのは、僕にとって「特別な」一年であった。「人生で一番楽しかったのはいつ?」と訊かれれば、(本当は「今」と答えたいところだけど)「中2の時」と答えるくらい面白おかしい時だった。なにせ、学校が楽しすぎて夏休みなんていらない、とすら思ってた。

それまで学校ではいじめられっ子、もしくはいじめられていなくてもクラス最下層、といったポジションだった僕が、初めてちょろっとだけ「クラスの人気者」になれたのは中2の時だった。どういう訳だかそれまで中の下だった成績も、学年で450人中15位とかまで上昇した。初恋も中2の時だ。

最下層からの転換を果たしたきっかけもよく覚えている。中1でいじめを克服したが、結局僕はいつもうじうじしている人間だった。すぐに落ち込み、いつも人間関係の心配ばかりしていた。そして、うじうじが行きすぎた時に、急に開き直ったのだ。「今はもう誰からもいじめられてなんかいないじゃないか。学校へ行っても誰からも殴られたりしない。無視されても避けられてもいない。なら、どうして自分はこんなに心配ばかりしているのだ。悩むのはやめよう。とことん明るく前向きになってやろう」

そこから強引に自分のメンタルを捻じ曲げた。何があっても無理やりにでも前向きに考えるようにした。その結果僕は一気に明るくなった。明るくなったら、自然とみんなから好かれるようになった。自分が変われば世界が変わるという体験をした。

その結果、僕は中2から学校が楽しくなった。急に勉強までできるようになった。それまでは絵が上手い以外何も取り柄もなかったが、「成績優秀」という新しいポジションも手に入れた。そこから中学を卒業するまでは、とにかく楽しい日々を過ごす事ができた。

だが、それと共に、現在に到るまで僕を苦しめる事になる対人恐怖症の発作が発症したのも、中2からだった。

遅くなってしまったので、続きは明日にしようと思う。

それでは、おやすみなさい!